講演レポート

5/9 日経SDGsフォーラムにてビデオ登壇

2019-12-30

ビデオ・プレゼンテーションの様子

5/9に開催された、日経SDGsフォーラム 特別シンポジウム「社会的共通資本としての医療」のパネルディスカッション「テクノロジーで支える」に、ビデオ・プレゼンテーション、並びに分身ロボットOriHimeで登壇しました。

神経難病当事者からの発信として、ビデオ・プレゼンテーションでは「ALSで重度障害者でもテクノロジーの力で社会参加できる」と題して5分ほどお話させていただきました。ビデオは、HeartyPresenterで作成しています。

また、パネルディスカッションに対するコメントを、オリヒメを通じてお話いたしました。

われわれ神経難病患者は、数が少ない上に支援の難易度も高いので、普通に儲けようとすると対象外です。しかし、これを最先端の社会課題と捉えれば、社会資源を使えるし、その成果を社会に還元できるはずです。
皆様のエッジの聞いたお話を伺って、われわれも視野に入れていただけるとうれしいなあと感じました。ぜひご検討ください。

宇沢学館代表・占部マリさんによるオリヒメのご紹介

社会的共通資本は、著名な経済学者である故・宇沢弘文東大教授が提唱した概念です。ざっくりいうと、持続可能な包摂社会を作り出すための仕掛けを社会の仕組みに組み入れなければならないということです。

我々難病患者や重度障害者は、すでに手厚い公的支援を受けて生活しているわけですが、社会的共通資本はもっと広い範囲の概念と理解しています。こうした考え方を現実にしていくために、当事者として発信していきたいと思います。

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当日の模様を、こちらの日経チャンネルでご覧いただけます。私は、冒頭と末尾に登場しています。よろしければご覧ください。